2019年8月25日日曜日

2019年度京都市難聴青年講座第1講の報告

2019年度青年講座第1講を8月18日(日)午後2時から4時まで聴言センター「研修室」で開催しました。テーマは「音声認識と中途失聴・難聴者」で、講師は自立コムの青木建人さんと助手の片山さんでした。
音声認識とは何かについてから話が始まり、その仕組み、よく耳にするAI(人工知能)について説明されました。これはコンピュータに人間のような判断をさせるもので、機械学習と深層学習があります。音声認識ソフトで音の情報処理をする場合、大量のデータ(ビッグデータ)が必要になりますが、それはデータ量が少ないと処理精度が悪くなるからです。
その他にもいろいろな話しがあり、むずかしいところもありましたが、最先端技術にかなり衝撃を受けた受講者もいたようです。
質疑応答の時間もあり、参加者は17名で、パソコン要約筆記の4名の皆さま、情報保障をしていただきありがとうございました。

感想
コンピュータに会話を表示させるために、先づ、人間の会話を認識させることが肝心。健聴者に劣らない発音・会話をすることが大事になる。

講座の最初の方は難しい話が多くよくわかりませんでした。自立コムさんの今の状況や今後の取り組みなど聞けて良かったです。

会社の飲み会で、スマホでUDトークを使用していても誤変換が多く、フェイスブックで使いづらいと載せたら、関東の方から自立コムの「JV2T」のアプリがオススメだと教えていただきました。講座では、会社の会議で使用するときは、秘密情報がGoogleに漏れることがあると言われて驚きました。また、電話の音声認識も出来るそうで、電話機にテーブルをつければ、電話の音声をスマホやタブレットで文字化になることで、目からウロコが落ちました。